「こんな自分は嫌だ!」
と思ったことのある人は少なくないと思います。
けれども、誰だって、自分以外の何者にもなれません。
では、どんな自分ならいいのか?
いろいろと考えて
「こんなふうになりたい!」
と努力することは、大切なことですし、自分を成長させることでもありますね。
ただし、あくまでも
自分が「こんなふうになる」のであって、別の人間になることではありません。
自分の歩いてきた道の先に道を築いていくのであって
他者の歩いてきた道を持ってきて、自分のこの先に継ぎ足すことはできません。
理想があれば、そこへ近づく努力はできますが、他の誰かになることは不可能なのです。
自分の歴史の中には
欲しかったけれど得られなかった体験もあるでしょうし、なければよかった体験も、あるでしょう。
他の人の歴史とすげ替えたい!
と、どんなに望んでも、それは不可能なのです。
この道を歩いてきたのが、唯一無二の自分
なので
自分だけの歴史を生き抜いてきたことに敬意を払い、この先を紡いでいくしかない。
そして、そうしていくことで
「こんな自分もまあまあいいかな」
という道が出来上がっていくのかもしれません。