子どもたちに、大人がよく言うこと。
「一度始めたことは続けなさい」
「せっかく始めたんだから途中でやめてはいけない」
待てよ、待てよ。
何が「途中」なのか?
大きな志をたてて取り組んだことを簡単に放り出すのは
よろしくないかもしれない。
しかしながら!
面白そうだからやってみようと思って始めたことが
自分に合わないと思ったときに方向転換してはいけないのか?
そもそも、大志を抱いて取り組んだことならば簡単にやめたりはしない。
それをやめるというのは相当な理由があるはずだもの。
他人にどうこう言われる筋合はないはず。
やってみなければわからないのになぁ。
とりあえず、やってみてもいいのになぁ。
人には知らないことのほうが多いものだし
経験していないことのほうが多い。
だから、面白そうだと思うことをやってみるといいと思うのです。
ひとつ経験を積むことになるから。
「なんだ、それほどでもなかった、つまんないや」
そう思ったときに、それをやめて他の面白そうなことを始めてもいい。
そうして、いろいろ試していって
自分に合ったものを選択していく。
それでいいんじゃないかしら。
「一度始めたことはやめてはいけない」
常々そんなふうに言われていると
新しいことができなくなってしまいます。
「始める」ということに、大きなプレッシャーを感じてしまうからです。
「始める」ことは、本来ワクワクすることなのにね。
いろんなことをやってみよう。
嫌ならやめる、次を探す。
そんなことを繰り返していくと、やりたいことが見えてくる。
始める前から身構えしなくていいんだよ。
ワクワクしよう、ドキドキしよう。
何かを始めることは
知らない扉を開けてみることなんだから。