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  1. 心がホッとするコラム
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嫌という感覚を大事に扱うこと

明らかな理由がないのに

「この人、嫌だ」とか「これやるの、嫌だ」とか感じるとき

なんでだろう?と、理由を考えがちです。

 

ところが

理由を見つけて、納得すると、「嫌」が強化される場合があります。

 

「この人は冷たいところがあるからだ」と納得すると

その人のことを「冷たい人」と決めてしまうので、ますます「嫌な人」になってしまったり

 

「これをやっても(わたしにとって)意味がない」と納得すると

その行動を「意味のないこと」と決めてしまうので、ますます「嫌なこと」になってしまったりするのです。

 

 

また、納得する理由が見当たらないと、なんとなく罪悪感を持ってしまったりすることもありますね。

 

その場合も「嫌」が強化されてしまいます。

 

「嫌だ」と感じている自分が「嫌」なので

「嫌」という感覚ばかりが自分の中から出てきてしまうんですね。

 

 

「嫌だ」と感じたときは

まず、その感覚そのまま認めることです。

 

「わたしは、この人嫌なんだなぁ」

「わたしは、これやるの嫌なんだなぁ」

と、そのまま認める。

 

そのうえで

 

嫌な人だから知らん顔するのもありだし

嫌な人でもにこにこしてもいいのだし

 

嫌だからやらないというのもありだし

嫌々やってもいいのだしね。

 

ただ

「嫌だ」と感じているということを、大切に扱いさえすればいい。

 

理由を考えず、とにかく「嫌」を大切にするといいんです。

 

理由はそのうち思い当たるかもしれませんけれど、わからないままでもいいんです。

 

もやもやしますか?

 

では、「もやもや」を大切にしてあげてくださいね。