どんなに辛い出来事でも、しなければよかった体験でも、過去を変えることはできません。
自分の歴史には「そういうことがあった」ということは、どうしようもありません。
それが物凄く理不尽なことで、誰か許せない人がいたとしても、「そういうことがあった」んです。
もちろん、許す必要はありません。
ただ、許しても、許さなくても
「そういうことがあった」ということは変わらない
許さなくても、相手を責めても、どうやっても、帳消しにならない事実が自分の歴史上にはあったし
そのときの自分が感じたことが、確かにあったんです。
だから、大切なのは、「そういうことがあった」ときに何を感じていたのか
どんなに辛かったのか、苦しかったのか、助けて欲しかったのかという、自身の心の叫びです。
許せない相手のことは、この際どうでもいい。大切なのは自分です。
自分の心の叫びを聴いてあげてほしい。
その叫びは、ずっと抱え続けてきたもの。今の自分の一部だから。
どんな一部でも大切なのだから。
「辛かったね、苦しかったね、助けて欲しかったね。ずっと、それを抱えてきたね、よしよし。。」
そんなふうに聴いてあげてください。
「そういうことがあった」にも関わらず、あなたは、生き抜いてきた。
それは間違いなく事実なのだから。