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  1. 心がホッとするコラム
  2. 誰のせいかより、まず手当てを
 

誰のせいかより、まず手当てを

とても傷ついているときに

「原因は自分にあるから、自分が悪い!」

と言って、自分を痛めつけている人に

出会うことがあります。

 

怪我をしているのだから

まずは手当てが必要なのに

「自分のせいだから、傷ついても当然だ。だから、傷を治しちゃいけない。」

と思い込んでいるのです。

 

それはおかしな話です。

 

ぼんやりして歩いていて

ブロックにつまづいて怪我をしたとします。

ぱっくり開いた足の傷からは、血が流れています。

 

まずすることは、傷の手当てですよね。

 

ぼんやりしていた自分の不注意だから
つまづいて怪我をして当然だ。だから怪我を治しちゃいけない

なんて、おかしいでしょう。

 

原因が自分ではなく他者にあっても

同様です。

 

わたしが傷ついたのは○○のせいだ!

と責めることにエネルギーを注いでしまい

傷はそのまま放置してしまうということも

起こりがちなことなんです。

 

身体の傷なら、そんなことはまずしません。

 

たとえば

ブロックはいつもはないのに

しばらく前にそこにブロックを置いた人がいたとしたら

置いた人が悪い!と責めることを優先して

血を流している怪我は放置するなんてことはしないですね。

 

そりゃあ、腹はたってあたりまえですし

原因になった人を責める気持ちも沸くかもしれませんが

まずは、怪我の手当てを優先します。

 

 

身体の怪我の場合は

自然に、怪我の手当てを優先するのに

心の傷の場合は

誰のせいかを優先して

傷を放置してしまうということが起こりがちです。

 

 

自分の心が傷ついているときは

まずは、傷の手当てです。

そのために

傷の具合をみて、必要な対応をとることが大切。

 

何が原因か、誰のせいかは

傷の手当てをした後で考えてもいいし

手当てをしながら考えてもいいので

とにかく、手当てをすること。

まずは、優しく手当てをしてくださいね。