わたしはよく
「その人が勝手に不機嫌になってるとき、わたしが悪くないときはそうよね」
とか
「自分の言動が原因で相手が不機嫌になったときは違うけどね」
とか
相手の不機嫌が、自分の言動に関係があるかないかで
「人の不機嫌をそっとしておいていい」かどうかが違ってくる
と解釈している方、実は少なくないようです。
そんなことはないのです。
自分の言動が原因でも、やはり
人の不機嫌はそっとしておいていいのです。
**こんな場面を想定して、考えてみます**
家族に頼まれていたことをうっかり忘れていて
「頼んだのに、なんでやってないの!」と、相手が怒りました。
「ごめんなさい」と、あなたは謝ります。
「明日、絶対にやっておくから」とか「次は忘れないよう気をつけるから」とか
そんなことを約束するかもしれません。
うっかり忘れないための工夫を提示することも可能ですね。
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こういった場合
「わかった。もういいよ。」とは言えても
だからといって、すぐ機嫌がよくなる人は少ないです。
もしかしたら
「わかった。もういいよ。」なんて言えない人もいるかもしれません。
なので、不機嫌なままでいたりするわけですけれど
その不機嫌はそっとしておいていいのです。
頼んだことを、相手がうっかり忘れていたことに
腹を立てたり、がっかりしたりしても当然ですし
不機嫌でいる権利がありますからね。
ですから
本人が不機嫌を十分満喫するまで、そっとしておくのです。
そして、やはり
人の不機嫌はそっとしておいて
それに影響されてしまった
自分自身の気分の面倒をみるといいんです。