ありのままでいることと、自分をさらけ出すことは違います。
ありのままでいるというのは、実は、誰もがやっていることです。
え?そんなことないよ!わたしは取り繕ってるよ!という人もいらっしゃるとは思いますが、取り繕う自分が今のありのままの自分ですよね。
取り繕うという行動を含めて、今のありのままなんです。
取り繕うまではいかないにしても、相手によって、場面によって、見せる部分と見せない部分がある。
そういう自分がありのままの自分で、人間だもの、あたりまえですね。
誰にでもなんの隠し事もなく全てをさらけだすなんて、危険極まりない行為です。
「わたしは自分をさらけ出すことができません」
と悩んでいる方に出会うことがあるのですけれど、それ、あたりまえですから。
自分のどの部分を見せるのかは、自分で選ぶことが大切です。
たまに
「自分の全てをさらけ出せ!」
とか
「自分をさらけ出さないと本当の交流はできない」
なんて言う人もいますけれど、おそらく、その人も見せる部分は選んでいますよ。
誰にどこを見せるかは自分で選べばいいんです。
はなから騙す目的の詐欺でない限り、どこをどう選んでも、自分にないものは見せられませんから
それはやはり、ありのままの自分ですよね。