奈良県大和郡山市のカウンセリングルーム 人間関係・トラウマ・アダルトチルドレン・発達障害・セクシャリティ・性格・恋愛等 多方面に対応。箱庭療法 心理学講座 セラピスト向けコンサルティングも行っています。
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  1. 心がホッとするコラム
  2. 小さかった自分を大人の事情で納得させないこと
 

小さかった自分を大人の事情で納得させないこと

カウンセリングの中で

クライエントが

「小さかった自分」に出逢うことがあります。

 

「小さかった、傷ついた自分」です。

その傷は、大抵

周りの大人からつけられてしまっています。

 

その傷は

母親や父親など家族の誰かだったり

親戚や先生など身近な誰かだったり

周りの大人からの

理不尽な言葉や不適切な扱いによるもの。

 

「小さかった自分」は

そんな言葉を投げられるべきではなかったし

そんな扱いを受けていいわけはなかった

にも関わらず

大人からの理不尽な言葉や不適切な扱いを

全身で受けとめるしかなかったので

「小さかった、傷ついた自分」が

自分の中に、まだ癒えぬ傷口を開いたままいるわけです。

 

 

そして

「小さかった、傷ついた自分」に出逢ったとき

 

「でも、あのとき母にも事情があって・・」

とか

「でも、あのときは父も苦しかったから・・」

とか

大人の事情について話される方が少なくないです。

 

 

そんなとき、わたしはこう言います。

「うん。相手の事情はちょっと置いておこうね。」

 

大人になった今だから

大人の事情が理解できるんです。

そして

大人の事情は、あくまでも大人の事情なので

「小さかった自分」には関係ないのです。

 

今出逢った「小さかった自分」を

大人の事情で納得させるのは

ちょっとやめてみましょうね。

 

「小さかった、傷ついた自分」だから

その傷の手当てが先なんですよ。

 

大人の事情が、どうしても気になりますか?

ならば

傷の手当てがちゃんとできて

傷が治って、古傷の跡くらいになってから

考えればいいんですよ。