「これじゃあ、母親失格よね・・。」そんなつぶやきを何度きいたでしょう。
その度にわたしは「責めない子育て」をすすめています。
子どもを責めない、自分(親)を責めない、その両方です。
良い親になりたいですか?
では、「良い」とは何ですか?
世間一般の評価゛ではないですか?
人は社会に属して生きているものですから、その社会における評価゛という
ものに目がいってしまうことがよくあります。けれど、「まず個人ありき」なのです。
社会というものが先にあって、個人がいるわけではないのです。
そして、社会を構成している個人はひとりひとり違います。
まず「良い親」の像を描き、それに自分を当てはめようとしたり
照らし合わせたりするのはやめましょうよ。理想は理想として持っておいて、
そのために「今自分ができること」をすればいいじゃないですか。
「わたしは親なのに、なんでこうできないの!」って責めるのはやめましょうよ。
「できないんだよねぇ」って認めてあげましょう、「ま、こんなこともあるか」って
自分に言ってあげてください。
それは子どもを責めないことにもつながります。子育ては「ま、こんなこともあるか」
の繰り返しですもの。子どもは「良い子ども」になろうとしなくても親を育ててくれますからね。