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  1. 心がホッとするコラム
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責めることでは怒りがなくならない理由

酷い目にあったり、理不尽な扱いをうけたとき

人はとても傷つき

その傷が、やがて大きな怒りを生むことがあります。

 

そして

その原因になった人を責めてしまう

というのは、よくあることです。

 

あまりにも怒りが大きすぎて

相手を責めずにはいられないという状態なのだと

思います。

 

ところが

責めることで、怒りがなくなることは

まずありません。

 

一時的にはすっきりしたとしても

怒りはまた、顔を出します。

 

責めるというのは

「わたしはこんなに傷ついてるんだ!

だから、あなたも傷つきなさい!」

という行為ですが

相手が傷ついたとしても

自分の傷が軽減されるわけではありません。

 

相手が傷つけば

多少なりとも留飲はおりるので

そのときはすっきりするのですが

自分の傷は変わりません。

 

責めるのは

あくまでも、他者へのベクトルです。

責めている間は

ベクトルは相手に向いていて

自分のことはほったらかしになっています。

 

自分は傷ついて血を流しているのに

それを放置して、相手をナイフで刺している状態です。

それでは、自分の傷は癒えません。

 

どんなに責めても怒りがなくならないのは

責めることでは

自分のケアはできないからなのです。

自分のケアだからって、自分一人でしなくてもいいです。

ヘルプを出してもいいのです。

ただし、ケアできる相手を選んでくださいね。