「忘れる」というのは
人の優れた能力だと言われています。
辛いこと、悲しいこと、傷ついたことを
忘れることができるから
生きていかれるのだと。
けれど
どんなに辛くても
どんなに悲しくても
どんなに傷がうずいても
忘れたくないもの
大切に持っていたいもの
があっても
いいのだと思います。
それを持ち続けていると
時々
とても辛かったり
とても悲しかったり
とても傷が痛かったり
するのだけれど
そのことで
幸せでないということではないんです。
辛くても
悲しくても
痛くても
忘れないということが
とても大切なことで
自分の幸せの一部だってことも
あるのだと思うのです。