正論は悩んでいる人の役にたたないことが多い
「自分の気の持ちようなんですけどね・・」
そう言いながらため息をつくクライエントさんに、度々出会います。
「周りに相談すると、いろいろとアドバイスをくれる。
どれも正論だとわかっているのに、前へ進めない。」というのです。
それはそのはず。正論による説得で心が落ち着いたり元気が出たりということは、実は、非常に少ないのです。
むしろ、相手を追い詰めてしまうことの方が多い。
悩んでいるというのは、理屈はわかっているけれどそうできなかったり、そこに気持ちがついていかなかったり、といった状態だからです。
「できない」ということも、「気持ちがついていかない」ということも、「そうなんだね」と受け取ることから始めましょう。
自分が悩んでいるときも同じです。
自分自身を理屈で説得するのは一旦お休みにして
今はできないんだな、今は気持ちがついていかないんだな
と、受け取ってみる。
そうすれば、ほんの少しほっとします。そして、ほんの少し心にゆとりが生まれます。
ゆとりが生まれると力がたまって、できることが増えていきます。
「ほんの少しほっとする」
の繰り返しが、心の安定に繋がっていきます。
そうして、人は前へ進めるようになるのだと思います。